コータくんの戦いっぷり(観戦記)   [表紙に戻る]

試合内容を生観戦、TV観戦をもとにお伝えします。コータくん中心の文章になってしまうと思いますが、そこがこのページのいいところ・・・(^^;;ご容赦ください。


99/7/17(土) J2第18節 vs大分トリニータ (厚別公園競技場)

勝つって、やっぱりサイコーだね。

課題は山ほど、それはよくわかってる。
でも、勝ちたい、勝ちたい、って気持ちがあって、なにがなんでも、って感じでそれを手にしたときの感動は、格別。
余裕のあるスコアで、でもめっちゃ悪い内容で勝っても気持ちの悪い試合なんかよりはかなり大きな勝利。なんたって、次につながるもんね。
勝ち点1つ逃しても、心から喜べた。久しぶりにゴール裏に咲き乱れた笑顔。みんな、選手達と一緒にずうっと頑張り続けて、この感動を待ってた。

コータはこの日、99分間、シュートをひとつも打てなかったの。
最初は全然ボールが回ってこなかったし、ようやくゲームが経過するにつれて(前半終盤になってからかな)、スペースができるようにはなってきたけれど、パスを出す人の、タイミング、出す場所、どれもコータが要求するそれとは、ちょっとずつ(いや、かなり?)ずれてた。
コータはきっと、自分がもしくは仲間の選手がワンプレイするのと同時に、すぐに次のプレイのイメージが頭の中にすっかりできあがってるのだと思う。五輪代表ではそれが仲間とツーカーで、活躍できた。でも、コンサの中では、そのイメージとは全然違ったところにボールが行っちゃって、1歩出遅れたり、自分がボールコントロールをミスしちゃったりする場面が多かったように感じた。
チームで、みんなと、いっぱいいっぱい話をしながら、たくさんたくさん練習して、どんどんよくしていってほしいと思う。代表で積んで来たたとえようもないほど貴重な経験、絶対無にして欲しくない。チームのみんなも、そんなコータの頭の中にあるイメージを生かせるように、積極的に励んで欲しいと思う。
他のメンバーのせいにだけしてるわけじゃないよ。数えるほどだったけど、後半は、ジャストなボールがコータに来たときもあった。そういうのを、絶対に決めれるようにしなくちゃね。

それから、ビジュ。よかったです。
7/4の東京戦、ビデオでしか観なかったけど、いい感じだなぁ、と思っていたのに、実際に観に行った7/9の甲府戦では、その良さがほとんどと言っていいほど感じられずに、かなりガッカリしたのだが、この日は「おおーっ」って思ったよ。
なんていうか、身体、妙に柔らかくない?ゴムみたい。ヘディングするときのしなやかな力強さとか、あとディフェンスもよかったね、ここってとこにズバッて入ってきてた。(ちょっと褒め過ぎか?(^^;;)
シュートをはずしたとき、ゴールマウスのネットにからまって悔しがる姿がまた、なんともハングリーで素敵(笑)
あとは、あんまり相手キーパー壊さないように気をつけてね・・・(^^;; カードもらっちゃつまらない。でも、ゴール前でのあの勢いはなんかいい感じ。私の仲間うちでは、コータとビジュのツートップにすれば?なんてちょっぴりふざけた声も上がってたよ。

そのビジュも含めて、守備は良かったね。
古川さんなんてピカイチだったように思う。来て欲しいところにずざざっと来てくれる。そんな感じ。
これからも頑張ってね。

さて、この日、厚別の観客は1万200人。予想をはるかに下回ってた。
コータが代表でのフィーバー後、初めて厚別に戻ってくる。その姿をひとめ観たい、という人が一体どれだけ来るだろう、と思っていたのだ。今までコンサドーレの試合なんて観たことないってひとも、あの吉原がいるなら、と重かった腰をやっと上げる人とか、きっとごまんといるんじゃないかなぁって。
しかし、前日までの天気が最悪だったせいか、第三土曜日の昼間にキックオフという悪条件のためか(実際私の仲間には仕事で来れないと言う人が大勢いた)、客の入りは極めて「普通」なものになってしまった。もちろんJ2の中では驚異的な数字(もしかしたらJ1でも)なのかもしれないが、ちょっと私達の予想とは反するものになった。

だけどね。なんかわたし的には、この感じ、すごいいい感じだと思った。
試合始まる前とか、確かにいつもより多目の「コータ コータ GET GOAL!」やったよ。
でも、それほど、コータだけが頼り!みたいな雰囲気は、ゴール裏の応援にはなかったと思う。
スタジアム全体の雰囲気も、本当に五輪代表で目の見張る大活躍をして、一気に全国的ヒーローになって、コパアメリカまで行ってしまった人の凱旋初試合?というくらい、こだわりのなさが感じられた。
それが逆になんかほっとしたの・・・。
世間は、一瞬にして大ブレイクしてシンデレラストーリーを築きあげたこの男をやんややんやとばかりに、囃し立て、持ち上げまくってる。しかし、ここ厚別だけはいつもと変わらず、チームの勝利だけを願って、本当に普段と変わらない応援を続けている・・・そんな感じがした。
コータ、気負わなくていいんだよ、私達はいつだって変わりはしないよ・・・そんな感じがスタジアムからあふれてる気がした。

イライラする展開がいくらあろうとも、サポーターも頑張り続けた。
後半に一度ね、コンサが向こう側に攻めて行って、そこで、「おい!・・・おい!・・・」って、攻めの応援をしたのね。で、いつになく小気味よく(^^;;パスが回っていって・・・私達、どんどん責め上がるに連れてコールのテンポを上げていったの。いい感じでゴール付近までボールが行った。どんどん応援も加速。そしたらそのリズムに乗っかるように、素早いパス、センタリング、シュート!!
ビジュのヘディングシュート、なんとも惜しいことにバーに弾かれて外れてしまったんだけど、なんかすごく気持ちが良かった。思わずゴール裏でガッツポーズしちゃった。応援と攻めとが一体化した気がして。(なーんて選手達はそんなの全然気付いてないんだろうけどさ)

あれあれ、コータ中心の観戦記のはずが、サポーターの自己中な話になっちゃった・・・(^^ゞ

さてさて。なんとか90分で勝負を決めたかったこの試合だったけど、試合は延長に入っちゃった。後半終了したときは、さすがにガックリ来たけど、「まさかまた?」とイヤな気持ちが沸かなかったと言えば嘘になる。でも、がっくり席に腰を下ろしたのはほんの一瞬。「休んでられないぞ!」ってことで、すぐに応援をはじめた。

見事でしたねぇ。
逆サイだったし、誰からボールが出たのかはハッキリ言ってわからなかった。(ごめん、コータ!)
打ったのが村主くんだってのもホームゴール裏からは遠くてよくわからない。ただ、中央のひょろっとしたうちの選手にボールが行った。コース空いてる、打てっ!と思った途端、思い通りのタイミングで思いっきり蹴ってくれた。
胸のすくような弾道を描き、キーパーの横をすり抜け、ゴールネットが揺れるのを見た・・・。
やった、やった・・・!!
やった、とは思ったものの、私・・・Vゴール勝ちがあまりにも久々過ぎて・・・なんと、試合終了に、一瞬気付かなかった・・・で、でも、ほんの、一瞬だよ?・・・・・・いいよいいよ、笑ってよ・・・(xx)
でも、勝利に気付いたとき(笑)、ほんとに嬉しかった、心の底から。友達と抱き合って喜び合う。前後の席にいた見ず知らずの人と、ハイタッチして喜び合う。サイコーだよ、ほんっとに。

だけど、コータはしばらくニコリともしなかったね。ゴール裏からで表情まで見えるわけないんだけど、なんか「納得いかなーーい」って気持ちが身体中からあふれてたよ。結構、へこんでるように見えた。
だから、もしも勝ったら、コータが入れても入れなくても、ウルトラス特製Tシャツをゴール裏にコータを呼んでプレゼントしようと思ってたんだけど、しょんぼりしてるコータを見たらできなかった。
でもま、その日の夕方のTVに生出演したコータを見てたら、すでに切り替えができてるようだったので、安心したけど。

そうそう、村主くんのシュートは本当にすごかったのに、翌日の全国版のスポーツ紙のJ2の記事のとこに、「吉原がアシストしてVゴール勝ち」なんてことになってるのは、絶対納得いかないぞ!確かにコータのパスは素晴らしかったけど・・・それはあんまりでしょうが。もう。

それにしても、村主くん、かなり舞い上がってたみたいね。
ゴール裏で「す・ぐ・り、カモンカモンカモン!」ってみんなで大合唱したのに、それこそ、Tシャツプレゼントしようと用意してたのに、中心まで来ないで、ちょろっとゴール裏方面を向いてスグリスマイル振りまいたと思ったら、そのまま行っちゃうんだもんなぁ・・・。ゴール裏騒然。「おいおいっ!」って(笑) 今度はこっちまで来てね(^^)

さて・・・リーグ戦前半終了。星勘定的にはかなり苦しいことになってるわけだけど、もうそんなこと考えてる場合じゃない。とにかく、このまま、勝ちつづける!それしかない!みんな、信じて頑張ろうね!

<余談>
この試合の審判さんの話、しますね。近況報告のコーナーで書いた、なんとも地に足がつかない、変なジャッジばっかりする主審にコータが後半開始時に「リラックスして」と声をかけたという・・・。(7/17の近況報告参照)

なんかねぇ、試合開始とともに、変だったのよぉ。かなりきっついファウルがあっても、流しまくるし、ファウル取るときでもやたら判断が遅いっていうか。もー選手達は必死なんで、文句言いまくってたみたいけど、なんか逆に気の毒になるくらいだったのよ(^^;;
おかげで珍しいものにお目にかかれちゃった。前半終了間際、なんとドロップボール!!初めて見たよ、そんなの!あとからHTBの中継をビデオで見たら、実況も解説も何が起きたかわかってないみたいだったね(^^;;

なんか、コンサボールのスローインがオフサイドで、線審はキッパリ旗上げてんのに、主審さんたら全然見てなくって、流しちゃってそのうちにまたボールがタッチを割ってまたうちのボールになっちゃって・・・そこで初めてオフサイドに気付いた主審が、やむなくドロップボールに・・・ってことだったんだと思うんだけど、どうなんでしょう?>よく見てた方&コータくん
毅然として絶対にフラッグを下ろさなかったアシスタントレフェリー・・・ちょっとカッコ良かったかも(笑)

後半に入っても、その審判さんは、いろいろと・・・。
ビジュがゴールに突撃して、ついつい相手キーパーを壊しちゃったんだけど、そこへ、ツタターーっとやってきた審判さん、こともあろうに傷んでるキーパーさんを踏んづけて、さらにはつまづいて、自分がゴールの中でべちゃーーって転んじゃった・・・。
私達ホームサポーターの目の前でそれやられちゃったものだから、もう力抜けるのなんのって・・・忘れて、次のプレー、次の応援に集中しなくちゃ!・・・って思うものの、さっきの場面が目に焼き付いてて、思い出し笑いの嵐。苦しかった・・・。
ごめんなさい、バカにするつもりはないんです・・・ただ、すっごく楽しかったんで・・・。負けてたら、笑い話にも何にもなりゃしないんだろうけど。

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