コータくんの戦いっぷり(観戦記)   [表紙に戻る]


99/8/29(日) J2第23節 vsFC東京 (厚別公園陸上競技場)

今季J2最多、前日のJ1を含めても最高入場者数17427人を記録した、聖地・厚別。
札幌の人々はどれだけ大事な試合を本当にわかっていた。
そしてその観衆の前で繰り広げられたのは、ちょっと想像しえなかった4−1という大勝。
この勢いは、本物。

私はこの日、横浜の自宅でTV観戦。(テレ東さん、ほんとにありがと)
東京ベンチが映った時に、大熊監督の向こうのアウェイゴール裏を見て仰天。
いつもは椅子しか見えないその場所に、人・人・人。それも東京サポでは決してなさそうだ。
TVHの中継はボリューム絞り気味であまり場内の音を拾ってくれないので、大声援の臨場感は感じられなかったものの、その光景にただごとではない気迫を感じた。

試合開始。
立ち上がり、コータがボールを奪ってスピードに乗って右サイドへ突破。中央に折り返して村主くんがシュート!惜しくも外れるが、いい感じだ。その後もコータ、細かい動きなども冴えており、いいプレーをしているようだ。
しかし、東京のDF26番小峯選手が、コータを本当にぴったりマークしており、コータがいいボールを後ろからもらったり、自分で奪って持って行こうとしても、この小峯くん、コータに負けず劣らずめちゃくちゃ足が速く、いつものようにスピードで抜き去ることがまったくできない。んー、やなやつがいたもんだ・・・。

前半25分。決定的ピンチ。相手CK、サンドロにどんぴしゃ、.強烈なヘディングシュート!洋平、なんとかはじき返す!しかしこぼれ球はアウミールの足元へ。すかさずシュート打たれるも、これがバーに当たりなんとかクリア。ふひー・・・あぶなすぎる・・・。
ここで梶野さんが接触プレーで額を切ってしまい、頭を包帯で巻いてプレーすることに。

相手はきっちりチャンスをシュートに持ちこんでくるので非常に怖い。
もちろんディフェンスは評判どおりものすごい。こっちが攻めこんでも、ゴール前にごっちゃり青の軍団がいる感じで、にっちもさっちも行かない。
うーん一体、これをどう崩せっていうんだ、一体これをどう攻めたものか・・・という印象。

前半40分、かなりDFラインを押し上げて攻撃へ移ろうとしていたコンサ、古川さんが最終ラインでちょっと不用意なドリブルからボールを奪われてしまい、キングオブ東京・アマラオが梶野さんと1対1になってしまう。
梶野さんこれにはなすすべなく、王様、これをきっちり決めて、東京先制・・・

TVで見ていた私はちょっとここでシュンとなってしまったが、厚別のサポーターも選手達もそんなことではへこたれなかった。着実にいい形を作って攻めつづける。
コータめがけてどんどんボールが飛んで行く。連続でコータのシュートが放たれる。しかし、ふかしてしまったり、相手GKのセーブがあったりとゴールならず。だがコータ、トラップなどは本当に絶妙、積極的に持ちこんで狙って行く姿も、さすが代表という感じで、かなりいいプレーを見せてた。

前半ロスタイム突入。このままでは終われない。なんとか追いついて・・・というところで、田渕さんが右サイドをドリブルで駆け上がりセンタリング、それがカットされてCKをGET。
もう、ここしかない、というときに、やってくれた、さすがはキャプテン名塚さん!
強烈なヘディングシュートをゴールマウスに叩きこんでくれた!同点!
このときの名塚さんの顔、ものすごい気迫に満ちていた。ほんと頼もしかった!!
これで今日は負ける気がしなくなった。まるで逆転したかのような気分だった。

後半、よっくんが抜けて関くんが入った。岡田監督、攻める。
しかし序盤はずいぶんとまた危ない場面が続く。洋平が相変わらず再三の好セーブを続け、DFはなんとかしのぐ。
アウミールが決定機をサイドネットにしてしまうなど、相手のミスも幸いしてなんとかかんとか・・・。
コンサのほうも、チャンスを作りはするが、コータのシュートがまたお空高く飛んで行ったりと、ゴールにならない。
コータにはどんどんボールが出て、これを続けて行けば・・・!って感じなのだが、本当に小峯選手、速いったら速いったら・・・仕事させてくれない。

後半20分。中盤でアシスがボールを奪い、いったん右の田渕さんに預け、田渕さん中央へ切り込んで行きつつもう1度アシスにボールを戻す。アシス、ここで迷わずシュート。30mはあったのに、ボールは一直線、ゴールマウスに突き刺さる・・・!!本当に驚異的なゴールでした。2−1、逆点に成功!!
(このときコータ、嬉しいのは分かるけどマウスの中のボール追っかけてネットに蹴りつけるなっつーの・・・それも思いっきり・・・しっかり映っちゃってたよん。ちょっとカッコ悪かったかも(^^;;)

その直後、河村優がIN。早速、得意のドリブルを見せつける。
アシスもまた積極的にどんどん行く。
札幌、ノリノリ、押せ押せで波状攻撃。

今シーズン初めの頃、コータと優が一緒にプレイしてた頃から思ったんだけど、どーもいまいちこの2人、プレー的に合わない感じが・・・。コンビネーションがいまいち。なんかもう、周りの状況など構わず突破しまくる優。コータが妙にやりづらそうに見える。
でも、相手DFはかく乱されて、いい感じのようだ。
掲示板で誰かも書いていたけれど、コータの動きを生かせるような余裕が優に出てきたら、これは頼もしいだろうな。もう少し、時間かかるかな・・・。

とはいえ、優のその俺様的な強引なドリブルは、観るものを惹きつけていったのは間違いない。
そして結果も伴った!
後半35分。追加点が欲しいときだった。中央、田渕さんが頭でポーンと前にフィードしたボール、フリーの優の足元にぽとりと落ちる。そのまま迷わずドリブルでゴールへ!
DFが何人来ようがかまわず突き進む優。シュートコースが一瞬空いた途端、強烈なシュート!ゴール!!
もう、TVの前でただただ拍手・・・って感じだった。

ところがリプレーをよく見てみると、優のシュートは上のバーに当たってはね返り、セーブすべく飛んでいた相手GKのそのぴょこんと上げた足のかかとに器用にも直撃、ボールはマウスの中に戻って行っていた・・・。
「これってオウンちゃうの?」
TVの前で首をかしげる旦那と私。しかし実況も解説も何も言わないので、優のゴールなんだろうと思ってたんだけど、どうやらやはりオウンゴールの記録になったようね。
でもまあ、あれは優のゴールってことでも文句ないって感じだよね。そーゆーことにしとこ(^^)

あと10分。2点差、まだ安心はできない。緊張が走る。早く終わってくれ〜〜。
守りきってもいいけど、しかし、東京はもうとにかく攻めるしかないって感じで、DFが手薄になっている分、こっちにさらに攻めのチャンスが生まれる。コータにいいボールが出る。優も頑張る。
相手も頑張って攻めてくるが、コンサDF陣落ち着いてがっちり守ってる。東京があんなにあたふたしてるのは、初めて見たような気がする。

あと5分。あと1分・・・ドキドキが最高潮。
ついにロスタイム突入。後ろにボールを回したり、逃げ切り態勢に入ったか?というところだった。サポーターは、勝利の歌「GO WEST」を大合唱している。
そんなとき、相手ゴール前の右側でボールを追っていた優が倒された。FKゲット。蹴るのはアシス。
これが・・・もう仰天モノのバナナシュート。それも曲がり過ぎのバナナ!!
あの曲がり方は異常です(笑)厚別の神風が吹いたとしか思えない!なんとこれで4−1!

直後にホイッスル。超満員の厚別が狂気乱舞してる。
ゴール裏の面々・・・いい顔してたなぁ。そして選手達。コータも今日は不発に終わったけど嬉しそう。

あとでサポ仲間に聞いた話で、アシスがヒーローインタビューを終えてゴール裏に来たとき、胸に手でハートマークを作ってみせてくれたそうで!!(感涙!)
あとからよくよくその部分のビデオを見直してみると、アシスの背後からの映像でよくはわかんないけど、人差し指でハートを描いて、サポーター達を両手で指差しているアシスの姿が・・・。
選手とサポーターは今、本当に一体化してる。
とすれば、こんなに強いチーム、今どこ探してもないんじゃない?

さあ、でもここで安心しちゃおれません。
次も着実に勝たないと、その次はありません。
9/10のフロン戦ばかりに気をとられていませんか?鳥栖だって強いです。「まあ勝てるさ〜」なんて思ってちゃ絶対にダメ!試合前の懇親会もいいけれど、ガツンと気合入れて行きましょう!!

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